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阪神・淡路大震災は寝ているときに起きた

寝室の写真


今年、阪神・淡路大震災から28年を迎えます。

地震は1月17日の早朝5時46分に発生しました。28年前にはまだ緊急地震速報もありません。寝ているときにいきなり大きな揺れが来て何も対応できなかった、そんな人がきっと多かったことと思います。


[参考]

当時神戸市で生活していた840人のうち71%の方は「地震発生時は寝ていた」と回答しています。


阪神淡路大震災時に倒壊した家屋の写真

寝ているときに地震が起きたら、目覚めてすぐに何か行動することは難しいです。震源が近い場合は緊急地震速報が鳴ってから地震発生までの猶予も短くなります。

そのため地震が起きる前の対応がより一層大切です。就寝時の大地震に備えて、自宅の中でできる対策についてご紹介します。



寝室の家具を固定しよう


寝室で行うべき地震対策

寝ている間に周囲の家具が転倒して下敷きになるのを防ぎます。

すべてを実行するのは難しいかもしれませんが、できるものはぜひ取り入れてみてください。


  1. ベッドの脚に粘着マットなどの滑り止めを付ける。

  2. 窓ガラスに飛散防止フィルムを貼る。

  3. キャスター付き家具のキャスターをロックして下皿をかませる。

  4. 積み重ね式収納ボックス類は上下を連結金具でつなぎ、L型金具で壁に固定する。

  5. タンス・クローゼットは転倒しても避難経路(ドア)をふさがない置き方をする。



室内の家具を安全に配置しよう


地震時に家具が倒れて避難に支障が出ないように、配置を配慮する。

避難経路、就寝時などの安全を確保するために普段から家具配置に配慮しておきましょう。


  1. ドア付近に大きな家具をおかない。

  2. 避難経路上に大きな家具をおかない。

  3. 寝ているときに倒れてくるところにものをおかない。

  4. 部屋の中央に大きな家具をおかない。

  5. ガラス窓を背にしてソファーなどをおかない。ガラス飛散防止措置をしておく。



もし寝ているときに地震が起きたら


就寝中に地震が発生

もし何か行動できる場合は、まずは「頭を守る」ことを考えてください。

「枕や布団などで頭を保護する」「家具が倒れてこないなるべく安全な場所に移動する」ことができたらベストです。窓ガラスの破片や照明器具などから身の安全を守りましょう。


地震はどんな時に来るか分かりません。過去の教訓を未来の備えに生かしていきましょう。



出典

「東京防災」(東京都総務局総合防災部防災管理課) p.22-23, 94-95, 102-103

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