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「線状降水帯」と聞こえたら


水害が発生している様子



ここ数年、耳にするようになった「線状降水帯」というキーワード。

毎年梅雨頃になると大雨による災害報道を見聞きすることがあります。

特に、線状降水帯の発生によって大雨が続き、大きな被害となるケースが目立ちます。


 

線状降水帯


次々と発生する雨を降らせる雲(積乱雲)が列を作り、かたまりとなった積乱雲群が、数時間にわたってほぼ同じ場所を通過または留まることで作り出される線状に伸びる強い雨が降る範囲を線状降水帯といいます(赤い楕円の中)。


線状降水帯が発生している地図

「雨雲レーダー」気象庁ホームページよりhttps://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/bosai/kishojoho_senjoukousuitai.html


発表は地方から県単位へ


線状降水帯予測情報は、これまでは日本全国を11単位に分け、「関東甲信地方」のように発表されていましたが、予測精度の向上により2024年5月27日から、日本全国を59ブロックに分けた都道府県単位で発表されるようになりました。北海道は7つ、東京は3つ、鹿児島は2つ、沖縄は4つに分けられ、例えば鹿児島県では奄美地方を、東京都では伊豆諸島と小笠原諸島を区別して発表されます。

 

線状降水帯の発表例

線状降水帯が発生したら


線状降水帯が発生したら、災害が起きる可能性があると考えて、避難行動を視野に準備を進めましょう。

気象庁が発表する「大雨警報」や危険度分布「キキクル」、最寄りの河川の水位情報等を確認して、少しでも危険を感じた場合には、自ら安全な場所へ移動する判断をしてください。普段から自宅周辺のハザードマップや避難場所を確認しておきましょう。

PREPでは、アクション画面の「大雨のアクションを登録/確認する」から自宅周辺の土砂災害ハザードマップを確認することができます(※一部対応していない地域についてはお住まいの自治体ホームページなどから確認ください)。


避難の準備をしている様子


出典:気象庁「線状降水帯に関する各種情報」

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