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【8月のアンケート結果】旅先での防災と南海トラフ情報

毎月実施している防災アンケートの8月分結果記事のサムネイル

2024年8月9日から8月26日までアンケートを実施して、141名の方にご回答いただきました。

今回は「旅先での防災」と「南海トラフ」についてお聞きしました。

ご協力いただき、誠にありがとうございます。


結果をまとめましたので、お知らせします。





1.旅行に行く際、災害を意識することがありますか?

「旅行に行く際、災害を意識することがありますか?」という質問の結果をまとめた円グラフ。旅行中に災害を意識する人が全体の74%、意識しない人が全体の24%という結果になった。

旅行中に災害を意識する人が全体の74%意識しない人が全体の24%という結果になりました。

特に「いつも意識している」と回答した人が28%と、旅行時に災害リスクを強く認識している人が少なくないことがわかりました。




2.旅行前や旅行中に災害の影響を受けたことはありますか?

「旅行前や旅行中に災害の影響を受けたことはありますか?」というアンケートの結果をまとめた円グラフ。20%の人が旅行前や旅行中に災害の影響を受けた経験があると回答した。

20%の人が旅行前や旅行中に災害の影響を受けた経験があると答えました。

災害が旅行に影響を与える可能性が、少なからずあることがわかります。


続いて「ある」と回答した方に向けて、どんな影響を受けたのかお聞きしました。




3.どんな影響を受けましたか?

27名の方から回答をいただきました。一部を抜粋してご紹介します。

旅行前や旅行中に災害の影響を受けたことがある方へ、どんな影響を受けたのかを質問し、その回答をまとめた画像。台風や地震の影響で交通機関が止まってしまい、移動に影響を受けたという方や、旅行等の予定の変更を余儀なくされたという意見があった。

台風や地震の影響で交通機関が止まってしまい、移動に影響を受けたという方や、旅行等の予定の変更を余儀なくされたという意見がありました。


特に「帰宅できなくなった」という方の回答からは、見知らぬ土地で非常事態に出くわした不安な気持ちが伝わってきました。




4.旅行先で、災害に備えて特別に持ち歩いているものはありますか?

「旅行先で、災害に備えて特別に持ち歩いているものはありますか?」というアンケートの回答をまとめた円グラフ。61%の方が旅行中も災害に備えて、何らかの持ち物を準備していることがわかった。

61%の方が旅行中も災害に備えて、何らかの持ち物を準備していることがわかりました。


続いて「ある」と回答した方に向けて、どんなものを持ち歩いているのかお聞きしました。




5.持ち歩いているものは何ですか?

旅行先で、災害に備えて特別に持ち歩いているものは何か?という質問をし、その回答をまとめた帯グラフ。持ち歩くアイテムとして最も多かったのは、携帯充電器やモバイルバッテリーでした。このことから、多くの方にとってスマートフォンや携帯電話が必需品であることがわかった。

持ち歩くアイテムとして最も多かったのは、携帯充電器やモバイルバッテリーでした。

このことから、多くの方にとってスマートフォンや携帯電話が必需品であることがわかります。

災害時の情報収集や連絡手段として重視されていることがうかがえます。


その他にも常備薬応急処置キット地図防災アプリ等、様々なアイテムが挙げられました。




6.旅行先で災害が発生した場合に役立つと思う情報は何ですか?

「旅行先で災害が発生した場合に役立つと思う情報は何ですか?」というアンケートの回答をまとめた帯グラフ。旅行先で災害が発生した際、現地の避難場所やルートの情報が役立つという回答が最も多くなった。

旅行先で災害が発生した際、現地の避難場所やルートの情報が役立つという回答が最も多くなりました。

災害の最新ニュース交通機関の状況等も重視されていることがわかりました。


複数回答する方が多く、災害時は様々な情報が必要と認識されていることがうかがえます。




【特別企画】南海トラフ地震臨時情報が発表されたら

8月8日、日向灘を震源とする地震が発生し、宮崎県では震度6弱を観測しました。

これを受け気象庁は「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」を初めて発表しました。


この情報について、皆さんの考えをお聞きしました。



7.「南海トラフ地震臨時情報」を知っていましたか?

「発表がある以前から、「南海トラフ地震臨時情報」を知っていましたか?」というアンケートの結果をまとめた円グラフ。南海トラフ地震臨時情報を「知っていた」と答えた方は40%に留まった。 一方で「聞いたことはあったが、詳しくは知らなかった」という方が26%、「全く知らなかった」という方が35%と、約3分の2がこの情報を知らなかったことがわかった。

南海トラフ地震臨時情報を「知っていた」と答えた方は40%に留まりました。

一方で「聞いたことはあったが、詳しくは知らなかった」という方が26%「全く知らなかった」という方が35%と、約3分の2がこの情報を知らなかったことがわかりました。



《POINT》南海トラフ地震臨時情報とは?

関東から四国・九州にかけて大きな被害が想定される「南海トラフ地震」の発生可能性が、通常より高まった場合に発表されます。


いくつか発表情報の種類がある中で、今回は「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」が発表されました。

1週間程度は、日頃からの地震への備えを再確認して、地震の発生に注意することが呼びかけられています。




8.発表を受けて、備えの見直しなどの行動を起こしましたか?

「南海トラフ地震臨時情報の発表を受けて、備えの見直しなどの行動を起こしましたか?」というアンケートの回答をまとめた円グラフ。発表を受けて行動を起こした方は70%と、大多数が何らかの対策を講じたことが分かった。

発表を受けて行動を起こした方は70%と、大多数が何らかの対策を講じたことがわかりました。

一方で、28%の方は行動を起こしていない、また2%の方はそもそもこの情報が発表されたことを知らなかったという結果でした。


続いて「行動した」と回答した方に向けて、どんな行動を起こしたのかお聞きしました。




9.どんな行動を起こしましたか?

南海トラフ地震臨時情報の発表を受けて、何か対策を行ったという方へ、どんな行動を起こしたか質問し、その回答をまとめた帯グラフ。備蓄品の確認が最も多くなった。

備蓄品の確認が最も多くなりました。

続いて非常用持ち出し袋の準備や、家族といざという時の連絡手段を確認する等の行動を取った人が多いことがわかりました。


備蓄品や防災グッズについては、このタイミングで購入をして備えたという回答があり、場所によっては買い占めの状況が確認されたところもあるようです。



また、備えの見直し等は普段から定期的に行っているという方もいました。

南海トラフ地震臨時情報に伴う、政府としての特別な注意の呼びかけは終了したことが発表されましたが、大規模地震発生の可能性がなくなったわけではありません

日頃からの地震への備えは、継続して行うことが大切です。




さいごに

今月も、たくさんのご意見をいただきありがとうございました!


今回のアンケートで、皆さんの旅行先での防災対策や、南海トラフ地震臨時情報に対する認識などを知ることができました。

9月には3連休もありますので、旅行に出かける際にはぜひ事前の備えを行い、安心して楽しい旅をお楽しみください。


来月も、是非アンケートへのご協力をお願いします!




参考

・気象庁「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)について」


・気象庁「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)に伴う政府としての特別な注意の呼びかけの終了について~令和6年8月8日16時43分頃の日向灘の地震について(第8報)及び南海トラフ地震関連解説情報(第7号)について~」


・内閣府「3.南海トラフ地震臨時情報とは?」



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